← おうちの方へおばけさんすう
🎒 対象:小学2〜3年生📚 単元:たんい

長さとかさの単位 つまずきの原因と教え方

「2mは何cm?」に「20cm」、「1m5cmは何cm?」に「15cm」——単位の換算のつまずきには 決まった型があります。原因の多くは「m→cmは0を2つ」のような丸暗記で、覚え直させても またまざります。単位のしくみから教えるコツを、このサイトでの練習のしかたとあわせて紹介します。

01

換算のまちがいには型がある

1つ目は、×10と×100のとりちがえ。「2m→20cm」「3cm→300mm」のように、10倍と100倍が入れかわる型です。 「cmとmmは0が1つ、mとcmは0が2つ」と暗記だけで覚えていると、 どの組み合わせが0いくつだったかが、時間がたつほどまざってきます。

2つ目は、複名数(1m5cmのような表しかた)の数字ならべ。「1m5cm→15cm」(0が抜ける)、「105cm→1m50cm」(読みがずれる)。 数字をそのまま横にならべてしまう型で、位取りのしくみとつながっていないサインです。

3つ目は、数の大きいほうが長いという思い込み。「150cmと2m、どっちが長い?」で「150のほうが大きいから150cm」。 単位をそろえてから比べる、という一段がまだ入っていない状態です。

そしてかさのdL。日常生活でほとんど見かけない単位なのに、 L・dL・mLの3つの関係はLとdLが10倍、dLとmLが100倍と倍率がふぞろいで、 長さ以上にまざりやすい場所です。テストのためだけの単位に見えますが、 「なんこ分」で考える練習としては、実はよくできた題材です。

02

単位の関係は暗記ではなく「なんこ分」

1cmは、1mmが10こ分。1mは、1cmが100こ分(10cmが10こ分でもあります)。 1Lは、1dLが10こ分。1dLは、1mLが100こ分。 次の単位までが10こなのか100こなのかは、組み合わせによってちがいます。 ここを「0が1つ」「0が2つ」と0の数で覚えると、どれがどれだったかがまざってきます。

だから換算は、対応表を覚える作業ではなく「1mの中にcmが何こ入っている?」という何こ分の絵に戻れるかどうかの話です。 100こが思い浮かべにくいときは、「10cmが10こで1m」と2回に分けて見ると絵になります。 絵が頭にあれば、「2mは1cmが100こ入ったものが2本分だから200cm」と 自分で作り直せるので、忘れてもまざっても復元できます。

03

教えるときのコツ

① 実物で測る・量る。ものさしで身のまわりのものを測る、計量カップで水を量る。 単位はもともと「はかるための道具」なので、紙の上の換算より先に、 手で測る経験があるほうが後がぜんぶ楽になります。 ものさしの小さい目盛り(mm)が10こで大きい目盛り(cm)1つになっているのを いっしょに数えてみるのもおすすめです。

② くらべる相手(ランドマーク)を持たせる。ドアはだいたい2m、牛乳パックは1L、ペットボトルは500mL。 身近なものをいくつか「単位のものさし」として持っておくと、 「プールの長さは25cm」のような答えに自分で「へん!」と気づけるようになります。

③ 「なんこ入っている?」を口ぐせにする。「1cmにはmmが10こ」「1mにはcmが100こ」「1LにはdLが10こ」。 換算のたびに0の数を思い出すのではなく、この言い方に毎回戻ります。

④ まちがえたら、表ではなく絵に戻る。「2m=20cm」と言ったら、0の数を訂正するのではなく 「1mの中にcmは何こ入ってるんだっけ?」と聞き直す。 絵から作り直した答えは、暗記の上書きよりずっと残ります。

⑤ くらべる前に、単位をそろえる。「150cmと2m」なら、2mを200cmに直してから比べます。 数字だけを見て決めてしまうときは、「どっちもcmにすると?」と聞いてみてください。

📏「なんでdLなんて覚えるの?」と聞かれたら
「たしかに大人はあまり使わないね」でかまいません。そのうえで、 水を量るとき1Lはちょっと大きすぎることがあって、10に分けた「1つ分」が あると便利——という「大きい単位を10に分けて使う」考え方は、 このあと習う小数(0.1)にそのままつながります。dLは小数の入り口の 練習台だと思うと、覚える意味が見えてきます。
04

単位の換算を練習できるゲーム

このサイト(おばけさんすう)のたんい単元は、上の「なんこ分の絵 → 読みかえる → 量感」の 順に並んでいて、2年生の長さ・かさに加えて、3年生で習うkmと重さも入っています。 どれも登録不要で、ブラウザだけで動きます。

「まなぶ:ながさ」… 大きなものさしの上でテープを伸ばして、目標の長さを作る教材です。 「cmとmm」では1mmずつ、「mとcm」では10cmずつテープが伸びて、 10mmで1cm、10cmが10こで1m(100cm)になるところが目で見えます。 「1m30cm⇄130cm」の読みかえも画面の中で常に連動して表示されます。 3年生の「kmとm」では、ものさしのかわりに道の絵で、100mずつ伸ばして1km(1000m)を作れます。 タイマーもスコアもなく、自分のペースでいじれます。

「まなぶ:かさ」… ます(計量カップ)に水をそそいで量を作る教材です。 「LとdL」では1dLずつ、「dLとmL」では10mLずつそそいで、 10dLで1L、100mLで1dLになるのを自分の手で確かめられます。

「まなぶ:おもさ」… 3年生の重さの教材です。2kgまではかれるはかりに、100gずつのせていきます。 重さは目に見えないので、はかりの針の動きで量を見ます。 1000gで1kgになるところと、「1kg200g⇄1200g」の読みかえを確かめられます。

「あそぶ:たんいカード」… 「3cmは なんmm?」のように単位を読みかえて3択で当てる練習です。 「cmとmm」「mとcm」「□m□cm(複名数)」「kmとm」「LとdL」「LとmL」「kgとg」の7段階を 子供が自分で選べます(「kmとm」「kgとg」は3年生の内容)。 選択肢には「20cm」「15cm」型のまちがいがまざっているので、 丸暗記のほころびに自分で気づけます。

「あそぶ:どのたんい?」… 「えんぴつの ながさは どれ?」と聞かれて、「17mm」「17cm」「17m」から合うものを選ぶ、 量感の練習です。ながさ・かさ・おもさの3段階があります。 換算が正しくできても量感がないと「プール25cm」を選んでしまうので、 読みかえとは別の練習として用意しています。サイトの考え方の全体は「おうちの方へ」にまとめています。

05

対象学年と学習指導要領との対応

長さの単位(mm・cm・m)とかさの単位(L・dL・mL)は、学習指導要領では小学2年生の内容です。3年生でkm(1km=1000m)と 重さ(g・kg、1kg=1000g)に広がります。 どれも「大きい単位の中に小さい単位がなんこ入っているか」で考えられるのは同じです。

このサイトでは、2年生のmm・cm・mとL・dL・mLを「ながさ」「かさ」のまなぶで、 3年生のkmを「ながさ」の中の「kmとm」で、重さを「おもさ」のまなぶで扱っています。 練習の「たんいカード」と「どのたんい?」は、2年生と3年生の内容を段で選べます。

まずは さわって ためしてみる

無料・広告なし・登録不要で、ブラウザだけで遊べます。 プロフィールを作らない「おためし」なら、そのまま「たんい」の部屋を試せます(おためし中の記録は保存されません)。

2026年10月18日 公開

← 「おうちの方へ」に もどる

ご意見・ご感想は ご意見箱(Googleフォーム) へ。匿名で送れます。