おばけさんすうあまりのあるわり算 つまずきの原因と教え方
「14÷3」のようなあまりのあるわり算は、小学3年生の2学期ごろに学ぶ単元です。 わり算で初めて「答えが2つ」(商とあまり)になるうえ、九九を逆から使う力も要るため、 つまずきが出やすいところです。原因と家庭での教え方のコツを、このサイトでの練習のしかたとあわせて紹介します。
つまずきどころは2つ
1つ目は、「割り切れない」で手が止まること。それまでのわり算(12÷3など)はきれいに割り切れたのに、14÷3では 九九のどこにも答えがありません。「できない」と固まってしまったり、 商をどこで止めればよいか自信が持てず、1問ごとに時間がかかったりします。 ここで支えになるのが「あまりは わる数より小さい」——言いかえると 「もう配れないところまで配る」という感覚で、これがあまりのあるわり算の 心臓部です。
2つ目は、九九を逆から使うこと。14÷3を解くには、頭の中で「3の段で、14を超えない いちばん大きい九九はどれ?」 (3×4=12)を探します。九九を「さんし12」と順に唱えられても、 この逆向きの検索がすらすらできるかは別の力です。ここが遅い子は、 わり算でつまずいて見えて、実は九九のランダム・逆引きで止まっています。
「あまりは わる数より小さい」の意味
14個のクッキーを3人に配ると、4個ずつで12個配れて、2個のこります。 もしのこりが3個あったら?——もう1個ずつ配れてしまいます。 だから、配り終えたときの のこり(あまり)は、必ず わる数(人数)より 小さくなります。ルールとして暗記させるより、この「まだ配れるか?」で 納得させるのが近道です。
あわせて、あまりが0になる(割り切れる)場合もあることにも 触れてください。あまりの練習ばかりしていると「わり算は必ずあまる」と 思い込む子がいて、割り切れたときに戸惑います。
もうひとつ強力なのが確かめ(検算)です。 「わる数×商+あまり=もとの数」(3×4+2=14)。 自分の答えを自分で確かめられるようになると、あまりの書き忘れや 「あまりが大きすぎる」誤りに自分で気づけるようになります。
教えるときのポイント
① 実物で配ってみる。おはじきやお菓子を「3人に分けてね」と渡し、のこりが出たところで 「まだ配れる?」と聞いてみてください。「配れない!」と本人が言えたら、 あまりの概念はもう入っています。式はそのあとでかまいません。
② 九九の逆引きを確認する。「3の段で、14に いちばん近くて超えないのは?」と口頭で聞いてみてください。 ここで詰まるなら、練習すべきはわり算ではなく一段手前の九九 (とくにランダムと逆引き)です。
③ 確かめの習慣をつける。答えを出したら「3×4+2は?」「14! 合ってた!」まででワンセット。 確かめが習慣になると、テストでも自分でまちがいを見つけられます。
あまりのあるわり算を練習できる無料ゲーム
このサイト(おばけさんすう)のわりざん単元は、意味 → あまり → 筆算の順に 並んでいます。どれも無料・登録不要で、ブラウザだけで動きます。
「わりざん」の単元 —「まなぶ:あまり」… クッキーを配って、配りきれずにのこる様子が目で見えます。あまりが多いうちは 「もう 1こずつ くばれる」と促され、配りきると「3×4+2=14」の確かめの式が あらわれます。「あまりは わる数より小さい」を、タイマーもスコアもない画面で 操作しながら納得できます。まずはここからです。
「わりざん」の単元 —「あそぶ:あまりわりざん」… 商とあまりの2つを数字パッドで答える反復練習です。割り切れる問題も混ざるので、 「必ずあまる」思い込みがつきません。まちがえても責められず、自分の力で 正解するとおばけが仲間になっていくので、練習が続きます。
九九に戻るなら —「かけざん」の単元「むしくい」… 「3×□=12」のように因数を当てる、九九の逆引きそのものの練習です。 ポイント②で詰まったときの戻り先です。
わり算の意味から確かめたいときは、同じ単元の「まなぶ:くばる」 「あそぶ:クッキーくばり」(等しく分けて1さらに何こ)へ。4年生の筆算 (たてる・かける・ひく・おろす)も「まなぶ・あそぶ:ひっ算」として 同じ部屋にあります。サイトの考え方の全体は「おうちの方へ」にまとめています。
対象学年と学習指導要領との対応
あまりのあるわり算は、学習指導要領では小学3年生の内容です。 わり算の意味・九九1回で求められるわり算に続いて、2学期ごろに学習することが 多い単元です。わり算の筆算は4年生の内容です。
このサイトでは「くばる」(意味)→「あまり」(あまりのあるわり算)→ 「ひっ算」(4年生)へと、学校の指導系列と同じ順でつながるように作っています。 土台となる九九については九九の覚え方の記事もあわせてどうぞ。
まずは さわって ためしてみる
無料・広告なし・登録不要で、ブラウザだけで遊べます。 プロフィールを作らない「おためし」なら、そのまま「わりざん」や「かけざん」の部屋を試せます(おためし中の記録は保存されません)。