← おうちの方へおばけさんすう

おばけさんすうで、できること・できないこと

アプリだけで 終わらせない

おばけさんすうは、算数を遊びながら練習できるサイトです。 ただ、これだけで算数が身につく、とは考えていません。 できること、できないこと、そして 何と あわせて使ってほしいか。 作って、自分の子と使ってきて感じたことを、正直に まとめておきます。

01

おばけさんすうで できること

おばけさんすうは、もともと自分の子のために作りはじめた、算数の練習サイトです。 単元ごとに、意味をさわって確かめる「まなぶ」と、問題を解いて練習する「あそぶ」があります。 単元の最後には、まとめの問題で戦う「ボス」がいて、倒すと仲間になります。

娘は、かけ算、わり算、2けたのかけ算と、どんどん先へ進みました。 いちばん大きかったのは、ストレスなく、遊びの延長で学習が進んだことです。 「勉強している」という感覚が、本人にほとんどありません。

一方で、ここまでゲームの形に寄せたのが よかったのかどうかは、私の中でまだ結論が出ていません。 ただ、大量のプリントを無理にやらせるよりは よかったかな、と思っています。

02

我が家で起きたこと

娘は、かけ算ができるようになると、わり算でも遊ぶようになりました。 ボスを仲間にしたい一心だったようです。そして、とうとうボスも倒しました。 私は、わり算はもう できるようになったのだと思っていました。

そのうち娘の興味は 2けたのかけ算に移り、それも だいたいできるようになりました。

子どもは、前にやったことを忘れていることがあります。 そこで、どこか抜けていないかを確かめるつもりで、口頭で問題を出してみました。 すると、わり算が出てきませんでした。

あのとき本当に身についていたのか。それとも、身についていたものが抜けたのか。正直、わかりません。

ただ、ひとつ分かったことがあります。ボスを倒したことと、わり算が身についたことは、同じではありませんでした。

03

おばけさんすうの中では、分からないこと

作った側から見ると、理由は2つあります。どちらも、おばけさんすうの作りの問題です。

① 「できた」が、甘く出る。

わり算の部屋で出てくるのは、全部わり算です。 子どもは「この問題は どのやり方で解くのか」を考えなくて済みます。 ふだんの「あそぶ」には、ヒントもあります。えらんで答える形式なら、適当に押しても当たることがあります。 どちらも、練習としては悪くありません。 ただ、できているかを測る ものさしとしては甘いのです。

ボスとの対戦は、ヒントなし、まちがえても当て直しなしです。おばけさんすうの中では、いちばん助けの少ない場です。 それでも、出てくるのは わり算だけです。 ボスを倒したことで分かるのは、「わり算しか出てこない場所でなら解けた」というところまででした。 なのに「ボスを倒した」と聞くと、親のほうは、その単元を済んだことにしてしまいます。私がそうでした。

② 前の単元に、戻してくれない。

2けたのかけ算に夢中になっているあいだ、わり算は1問も出てきません。使わないものは、忘れます。 単元ごとに分けているのは、ひとつの単元を しっかり学ぶためです。それ自体は、間違っていないと思っています。 足りなかったのは、学んだあとに、ほかの単元と混ぜて もう一度出すことでした。 そこで、いろいろな単元を混ぜて出す練習の部屋「ごちゃまぜ」を作りました。 メニューの いちばん下にあります(いまは おためし中で、1〜3年生の範囲です)。 わり算のあとに時計、そのあとに分数、というふうに、習った単元の問題が1問ずつ入れかわって出てきます。 ヒントはありません。「この問題は どのやり方で解くのか」を、自分で見分けることになります。

ほかにも、あるもの・ないものを、正直に並べておきます。

おばけさんすうでは
助けなしで たしかめる一部ある。ちからだめしは、ヒントもポイントもない学年のまとめです(いまは 1年生・2年生の範囲です)。ただし、これも画面の中のテストです。
単元を混ぜて出す一部ある。「ごちゃまぜ」は、習った単元の問題を混ぜて出す部屋です。 ただ、ひっ算の形や時計の絵のように、問題の見た目で やり方が分かってしまうものも まだ多く、口で聞く問題ほどは混ざっていません。
途中の式を書く一部だけ。「ひっ算」の あそぶは、途中の数も1手ずつ入れます。ただ、どこに何を書くかは画面が用意します。 白紙に自分で位をそろえて書く練習、式や図を自分で書く練習は、できません。
実物の量ない。「たんい」の まなぶは、画面の絵です。実物の重さや長さの代わりにはなりません。 はかりや計量カップなど、実物でたしかめるのがよいと思います。
意味を教える「まなぶ」は、さわって動かしながら意味を確かめる教材です。ただ、子どもがひとりでさわって理解するのは、難しいかもしれません。おうちの方が意味を教えるときに、一緒に使う道具、というのが正しい位置づけだと感じています。
04

あわせて使ってほしいもの

だから、おばけさんすうの中だけで完結させてはいけない、と考えています。我が家で使っているのは、口で聞くことと、紙です。

口で聞く。

いちばん よくやるのは、二人で散歩しているときに、口頭でランダムに問題を出すことです。 お祭りの帰りなら、「300円と400円と500円のものを買ったね。今日、いくら使ったっけ?」。 ふつうに歩きながら、くり上がりのたし算を遊びの感覚で出し続けることもあります。 わり算が抜けているのに気づいたのも、口で聞いてみたときでした。

散歩中の問題は、単元が混ざっていて、ヒントがなく、画面とはまったく違う場面で出てきます。 おばけさんすうの中では そろわない条件が、歩いているだけで そろいます。

紙。

紙のドリルも、定期的にやっています。ドリルに こだわりはなく、市販のものを適当に使っています。 おばけさんすうのプリントも、たまに使います(たし算・ひき算・かけ算・わり算を印刷できます)。 「毎日100ます計算をやろう」というやり方は、していません。 たまに、100ます計算をタイムアタックでやるくらいです。 ふだん「あそぶ」で問題を解いているので、やるたびに速くなっていくのが、本人も楽しいようです。でも、毎日はやりません。

紙のほうは、正直、我が家もまだ手さぐりです。 ひとつ言えるのは、たしかめに使うなら、いろいろな単元が混ざったページのほうが向いている、ということです。 筆算や途中の式を 白紙に自分で書く練習も、紙の役目です。

05

時間の決まりと、続け方

画面のほうの決まりは、ゆるいものです。夜8時以降はやらない。忙しくて時間がない日は、「10分だけ いいよ」。それくらいです。

口で聞いてみて 忘れていたら、画面に戻ればいいだけです。忘れるのは ふつうのことで、どこが抜けたかが分かれば、それで十分です。 何問やるか、何日あけるかに、決まった正解はありません。続けられる軽さが、いちばん大事だと思っています。

06

まとめ:おばけさんすうだけで 終わらせない

  • おばけさんすうは、算数をいやがらずに始めて、はじめの練習を 遊びの延長で たくさんやるための道具です。
  • できたかどうかは、ときどき、口や紙で確かめてください。ボスを倒していても、です。
  • 忘れていたら、画面に戻って もう一度あそべば大丈夫です。

完璧なやり方ではありません。我が家も、まだ手さぐりです。 それでも、画面の中の練習と、口で聞くこと・紙で解くことを あわせて使うのが大切だと、いまは感じています。 これは、おばけさんすうに限らず、アプリを使った学習にも、同じことが言えるのではないかと思っています。

まずは さわって ためしてみる

無料・広告なし・登録不要で、ブラウザだけで遊べます。 プロフィールを作らない「おためし」なら、そのまますべての単元を試せます(おためし中の記録は保存されません)。

2026年9月22日 公開

← 「おうちの方へ」に もどる

ご意見・ご感想は ご意見箱(Googleフォーム) へ。匿名で送れます。